謎多き脳の機能原理 / 生物分子の視点からアプローチ / “脳の病気”と“ショウジョウバエ”の共通点 / 存在理由がわからない遺伝子 / 遺伝子発見は“宝探しゲーム” / アルツハイマー病の発症機構とは / 注目のメカニズム“シナプス” / 病気の治療に貢献 / 心の解析に応用できる可能性 / 遺伝子の言葉で語る
原子過程 / 原子・分子の反応プロセス / 粒子同士の衝突・反応 / 宇宙空間での分子形成 / 核融合の制御 / オーロラはなぜ発光するのか / 先端計測装置の開発 / 医療への貢献 / 身のまわりの謎に目を向ける / ヒトの呼気で病気を発見
水質調査 / 化学分析 / 数値化 / 陸水 / 富栄養化 / 有害藻類ブルーム / 水域生態系 / 環境問題の改善 / 他分野専門家との共同研究 /
21世紀は植物科学の時代 / 植物が地球を救う / 植物の研究で解決する環境問題 / 植物はどのように生きているの? / 植物だって一生懸命生きている / ストレスに負けない植物 / 酸性ストレスに対する植物の耐性 / 乾燥ストレスに対する植物の耐性
テーマは“無限次元”の空間 / 植物の未知なる可能性を引き出す / 鍵を握る“観測的宇宙論” / プログラムが仕様通りであることを数学的に証明 / プログラム検証 / ホルモン作用を分子レベルで解明 / 存在理由がわからない遺伝子 / 欠かせない分子科学の視点 / 筋萎縮性側索硬化症(ALS)と凝集体形成 / 謎多き脳の機能原理 / 粒子同士の衝突・反応 / 遺伝子組み換え技術を駆使する / 寄生虫の多様な生態 / ビッグバン / 電子機器の小型化 / 事実情報と価値情報 / 断層の内部を観察 / コンピュータ・サイエンス / 新しい遺伝子組換え植物の開発 / 医療に貢献する遺伝子組換え植物 / 巨大衝突クレーターの形成メカニズム / 社会や自然界に存在する未知の問題 / “脳の病気”と“ショウジョウバエ”の共通点 / 恒常性の維持と破綻 / 高分子材料がスマートフォンを変える / 免疫 / 遺伝子発見は“宝探しゲーム” / 遺伝子の言葉で語る / クレジットリスクを検証 / 大気中のC02を地中に埋めて削減 / 炎症 / グラン・サッソ国立研究所 / LEDのさらなる長寿命化 / 分子レベルで生体メカニズムを解明 / ハリガネムシ / 3億度の超高温ガスを発見 / 装置の改良によって研究が進展 / 老化 / 数学の定理は永遠に揺るがない / 宇宙の姿を暴く / レドックスバイオロジー / 数学+コンピュータ+金融を学問する / 化学分析 / フィールドワークと解剖 / 宿主の死体を利用 / 国際的共同研究 / 原子・分子の反応プロセス / 水質調査 / 生体内の可視化に欠かせない蛍光タンパク質 / 科学的バックグラウンド / 宇宙空間での分子形成 / “無限”はどうすれば表現できるのか / ミトコンドリア呼吸鎖複合体のスーパーコンプレックス形成 / 有害藻類ブルーム / ナミビアでスノーボールアース期の岩石を調査 / 研究起業も夢ではない / 観測技術の進歩 / 植物はどのように生きているの? / 正しい情報発信 / 初期微生物生命圏の進化 / 実用化してこそ社会貢献 / 21世紀は植物科学の時代 / 環境中の放射性ストロンチウムの除去 / レアメタルを回収する植物 / 深部地下生命圏の復活 / 地殻流体が地震の発生に関係 / 医療への貢献 / 気候変動 / 超微粒子原子核乾板 / 将来の不確実性をシミュレーション / 変わる豊かさの概念 / 自然免疫 / 超高速時間分解分光法によって生命現象をとらえる / 核融合の制御 / アルツハイマー病の発症機構とは / 未解明の発光メカニズム / 紙と鉛筆があれば取り組める学問 / 豊かな発想力が強力な武器 / 好酸球 / 加齢とミトコンドリア機能 / 実験室で地下を再現 / 生態系への影響を探る / 今まで誰も見たことのないモノを見つける / 宇宙の95%は未知の物質 / 人間と両生類で働きが異なるホルモン / 初期地球の大気ー海洋ー大陸の地球システム進化 / 新種発見 / SOD1やα-synucleinの翻訳後修飾 / 生物資源としての可能性 / 鍵を握る238個のアミノ酸 / 南極に近い南大洋で研究航海 / リスクを未然に防ぐ / 全自動ツールの開発 / ミトコンドリアと活性酸素種 / 病気の治療に貢献 / ガーナで約23億年前の岩石を陸上掘削 / パーキンソン病とミトコンドリア機能 / 人類未踏の発見に挑む / 分野を超えた協力 / 数値化 / 地震国ニッポンを救う / 暗黒物質 / 相反する特性を同時に実現 / 金融マーケットを安定化 / カエルへと“劇的に”変わる不思議 / 企業との共同研究開発プロジェクト / 植物の研究で解決する環境問題 / 夢のようなアイデアが研究のヒント / 数学の力で世の中に貢献 / 放射性廃棄物を地層で処分 / オタマジャクシの“変態”メカニズム / 植物が持つ驚くべき環境適応能力 / 複雑な社会現象 / 大気中酸素濃度の変遷 / グローバル企業でも取り組む / ストレスに負けない植物 / 医学 / 生物農薬として使用 / 他分野専門家との共同研究 / 素粒子 / 死細胞 / 原子・分子レベルで理解する / 脊椎動物に一般化できる共通性 / 数学を解決の糸口に / ワイン用ブドウ畑の土壌改良 / 関数型プログラミング言語理論 / 心の解析に応用できる可能性 / タンパク質とストレス適応能力の関係 / ミクロ&マクロの世界からアプローチ / 植物だって一生懸命生きている / 宿主を操作 / 社会的リスク / 地球温暖化 / 数理的アプローチで危機を数値化 / 新規臨床検査方法の検討 / 水域生態系 / マーケットの動きを見える化 / 企業の意思決定に役立つモデル / “柔らかくて燃えにくい”に挑む / 自然界の現象を探究 / 生殖活動のホルモンによる制御メカニズム / オーロラはなぜ発光するのか / 生物分子の視点からアプローチ / ソフトウェアの安全性を上げる / 自然科学最大のテーマ / 物理学の最先端を走る / ヒトの呼気で病気を発見 / 哺乳類の常識が通じない両生類 / マクロファージ / 注目のメカニズム“シナプス” / 寄生虫と宿主の関係性 / 原子過程 / キーワードは“ポリイミド” / アストロバイオロジー / 身のまわりの謎に目を向ける / 白亜紀末の巨大天体衝突による恐竜大絶滅 / 乾燥ストレスに対する植物の耐性 / “暗黒物質”、“暗黒エネルギー”とは / 生物大量絶滅後の海洋生態系の復活 / ホルモン作用の多様性 / ハイテク金融商品の危険性 / 先端計測装置の開発 / フェロモン分子の多様性に迫る / 末梢血や脳脊髄液の解析 / 火星の生命探査 / アカハライモリの“求愛行動” / 新しい定理を導き出す / 理論の構築に貢献できる可能性 / 研究成果が世の中に出まわる喜び / 植物が地球を救う / 富栄養化 / 環境問題の改善 / コンピュータの限界を数学で超える / ディスプレイをもつ全ての電子機器に応用可能 / グローバル社会に備えるスキル / 陸水 / オーストラリア北西部で約35億年前の岩石を陸上掘削 / 酸性鉱山廃水 / 脱炭素社会 / 酸性ストレスに対する植物の耐性 / 社会への提言 / 資源開発に活用できる可能性 / カンボジアの湖沼環境のヒ素汚染 / なぜ光るのか? / 進行する次期X線天文衛星プロジェクト
わたしたちが生きているこの世界には、
解決できていない問題や説明のついていない現象があふれています。
人間がまだ気づかないことまで含めれば、
そのリストは数えきれないものになるでしょう。
自然とは。生命とは。人間とは。
真理を探求するという果てしない旅。
答えは、いつ出るかわからない。
もしかしたら、出ないかもしれない。
生きとし生けるものの未来に光をあてるヒントがあるかぎり、
「解けない問題」を解いていきたいわたしたちです。
同じ想いをもった教員と学生が集まって、
きょうも探究はつづいています。
わたしたちは、
生命(いのち)にとって大事なものを
探しつづけている。
景色を見て美しいと「意識」したり、生きていることを幸せだと「意識」したり。その感動や興奮は一体どこから引きだされてくるのか。自分のまわりで起こった出来事から「意識」が作りだされ格納される脳のメカニズムは、科学が進んだ現代においてもいまだに謎なのです。また、わたしたちは意識が運動神経に指令を出していると考えがちですが、一方で、意識とは「無意識」のうちに運動神経がやったことを把握するための装置だという説も。だとしたら、その無意識はいったいどこに…。理論はたくさんあっても、実証はほとんどされていない究極のテーマのひとつです。
あえて危険を冒しながら数万キロもの道のりを季節によって移動する渡り鳥。北極と南極を行き来するものさえいるそうです。十分な餌にありつくためという“渡り”の理由は知られていても、なにを道しるべに飛んでいるかはいまもベールに包まれています。太陽なのか、星なのか。風向や地磁気を利用しているという説も。絶滅危惧種が増えつづけているいま、私たち人間がナビゲーションの秘密を突きとめることができれば、鳥たちを守る環境づくりができるはずです。最後に、解けない鳥の問題をもうひとつ。ひなが生まれ育った場所を必ず覚えていて、渡ったあと再び巣にもどることができる理由は?
世界中の物理学者が、解いても解いても解けない問題。宇宙が誕生したのはいまから138億年前といわれていますが、どうやって生まれたかはいまだに不明。しかし、答えを出すための方法は一つの方向に向かっています。それは「地球上にあるすべての物質は、宇宙の構成物である」という考えによるもの。巨大な衝撃をあたえて物質を壊し、構成物の最小単位である「素粒子」を取り出す。それがどんな性質かを調べることは、さかのぼれば、宇宙そのものの性質を調べているのと同じこと。顕微鏡でミクロな粒をのぞいていると思いきや、実は宇宙はのぞいているというわけです。
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